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長嶋 修
長嶋 修(ながしま おさむ) 1967.9.12

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154 日本の「人と不動産の関係」はオカシイ

創業前、まだ私が売る側にいたころ、
一定程度の経験も知識も身についたころのこと。
日本の「人と不動産の関係」を遠くから眺めたとき、様々なことに気がついた。

まず、日本は住宅を造りすぎだということ。

現在すでに660万世帯の空き家が日本にはあるが、
まだ、バンバンと住宅を造っている。
これは一体いつまで続くのだろうか?
造った建物を大事にするのならまだわかるが、日本ほど建物を大事にしない国はない。
先進国中、もっとも短い耐用年数を誇る日本の建物。
高度成長の弊害、景気浮揚の策として住宅政策を多用しすぎたことの弊害が出ている。

次に、いい加減な売り方をする業者が多すぎるということ。

高度成長期に不動産神話があり、適当に売っても、いい加減な不動産を売っても、
結果的に不動産価格が値上がりしたという成功体験に甘え、雑な取引が多すぎる。
契約書も、建物も、不動産そのもに対する考え方も、あまりに雑であると感じる。
このような状況に、皆は一生をかけていいのかという疑問がわいた。
とはいえ、不動産そのものは、だめなものでもなんでもなく、
しっかりと造ったものをキチンと売ればよいだけのはなしだ。

そして、業界人のレベルが低すぎるということ。

誰でも不動産屋になれる時代があり、だれでもうまくいく時代がこの状況を作った。
本来、不動産を扱う人は、仕事に対する倫理観・使命感が高く、
誇りを持って仕事にあたるべきだ。
が、実際はまったくそうではない。
これでは、世の中の多くの人が幸福になれないと感じた。

また、消費者の知識がなさすぎる。

これは、突き詰めて考えれば、日本の教育の問題に行きあたる。
私たちが受けてきた教育は、いわば「公務員製造教育」あるいは
「サラリーマン製造教育」のようなもので、
生きていく上で本当に大切な「お金に関する知識」や「不動産に関する知識」
などは、決定的に欠落している。

では、ほかの先進国は日本に比して、どのような状況なのであろうか?

続きは次回。。。。



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